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膝の軟骨の再生

変形性膝関節症などで、膝関節の軟骨が一度すり減ると修復しないと言われています。

しかし、軟骨も細胞から出来ています。

細胞から出来ているということは、代謝が毎日行われているということです。

代謝とは、古い身体の組織を、新しい身体の組織に置き換えることを言います。

つまり、軟骨といえど、この代謝が行われているため、昨日の軟骨と今日の軟骨が同じではないのです。

常に軟骨は破壊と修復を繰り返しているのです。

したがって、軟骨が一旦破壊されていても、人体の自己修復能力で再生可能です。

しかし、関節軟骨に軟骨自体の分裂能力や修復能力に限界があります。

関節軟骨損傷後の再生は行われますが、完全な軟骨が形成されるとは限りません。

関節軟骨の部分欠損(軟骨下骨に達しない損傷)

標準理学療法学 運動療法学 総論より
  • 損傷部周辺からの炎症細胞の増殖は見られない。
  • 損傷部の辺縁の軟骨細胞が増殖する。

関節軟骨の全層欠損(軟骨下骨に達する損傷)

標準理学療法学 運動療法学 総論より
  • 骨髄から未分化間葉細胞が侵入し、これらの細胞から修復組織が形成される。
  • 未分化間葉細胞の分化の程度は様々であり、軟骨組織に類似する形から、線維軟骨でしか修復されない場合まである。
  • 線維軟骨は、硝子軟骨に比べて、摩擦係数が高く、表面がザラザラしている。

上記のように、再生する能力を持っています。

しかし、この再生能力を破壊能力が上回ってしまう場合、軟骨の再生は行われることはなく、軟骨がすり減っていきます。

軟骨は滑液によって栄養されており、滑液は体重を負荷することによって、軟骨内に侵入して軟骨に行き渡ります。

したがって、変形性膝関節症などの膝関節の痛みによって、体重をかけられない期間が長く続くと、それが原因になって軟骨が脆くなるのです。

「痛み⇒体重負荷できない⇒軟骨脆弱化⇒軟骨のすり減り⇒痛み増悪」の悪循環が生じている方もいらっしゃいます。

「変形があるから痛い!」「軟骨がすり減っているから痛い!」は間違いです。

痛いから骨を変形させて、痛みから体を守っているのです!

痛いから軟骨がすり減るのです。!!

原因と結果を反対に捉えると、治療がうまくいきません。

 【参考】膝の軟骨がすり減っても、再生する!!

当院でのひざ軟骨への整体

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